歌を上手く歌いたいけどボイトレ教室に通わなくても家で出来るボイトレってないの?と思っていませんか?
もちろんプロに習った方が上達するのは早いのは当たり前なのですが、なかなかそこまで通う勇気がない・・・という方もいると思います。とくに音痴で悩んでいる方はこっそり自分で何とかしたいと考えている人もいるでしょう。
そこで本記事では、初心者でも自宅で簡単にできるボイトレとして、
について詳しく解説しています。ではさっそく本題に入りましょう。
歌を上手くなる目的(目標)をハッキリさせる
まず大前提ですが、すごく大切なことを言います。
歌を上手くなりたい!と思う気持ちの中に、力まずに歌いたいや高音を出したいなど具体的な目的をハッキリと言えますか?
こうなりたいと明確な人と何となく上手くなりたい人では、同じ練習をしても成果に大きな差が出てきます。歌に限らず何事も漠然としているよりも、ハッキリと目標を持っている方が楽しそうだったり輝いていたりしますよね。
- 大好きなあの曲が完璧に歌えるようになりたい!
- とにかく異性にモテたい!チヤホヤされたい!
などなど目的は人それぞれですし、何でも構いません。公言しなくてもいいですし、自分の心の中でハッキリと決めておけばOKです!
目的が明確であれば挫けそうな時があっても目的に向かって練習を頑張れる支えにもなるので具体的な目標を持って練習に取り組みましょう。
ボイトレを始める前にストレッチをしよう!
ボイトレ前にストレッチ?と思うかもしれませんがこれはボイトレ前の準備体操になります。考え方としては運動前にするウォーミングアップと一緒でストレッチで声を出しやすくする(力みのない発声)が目的です。
体幹トレーニング
- 両腕を真っすぐ上に伸ばしけのびポーズをする
- そのまま体を左右交互に腰から横に倒す
肩甲骨トレーニング
- 両腕を頭の上にもっていく
- 左腕の肘を右手でつかむ
- 左肩周辺を15秒〜30秒位伸ばす
- ゆっくりと戻し逆も同じように行います
肩甲骨を動かすことを意識してみましょう。
股関節トレーニング
- 座った状態で足の裏同士をくっつけて足をつかむ
- 胸と足を近づけるように体を前に倒す
首回りトレーニング
- 首をゆっくりと回す
- 首を左右交互に倒して伸ばす
- 首を上にあげてのどの下の筋を伸ばす
首回りはのどと声帯を覆ていて発声をするための重要な部分です。しかし痛めやすい部位なので無理のない範囲で行いましょう。
ストレッチ効果は声を出しやすくする他にも筋肉をほぐすことでリラックスできたり、自分の体の状態を知ることでトレーニング効果(声のコントロールなど)を上げやすくする効果もあります。
短い時間でも継続することに意味がるのでボイトレ前には必ずやるように心がけましょう。
初心者におすすめな基礎ボイトレ12選
これからご紹介する基礎ボイトレの中でハンガー(木製)と空のペットボトル(500ml)を使用します。準備ができたら始めていきましょう。
1.正しい姿勢
姿勢を正すことで息が通りやすくなり歌いやすくなります。あなたの姿勢は正しい姿勢ですか?反り腰・猫背・あごが出てしまうなど悪い姿勢の場合は正しい姿勢をマスターしましょう。
- フックを下に向けそのまま背中に当てます
- 両肘で抱えるように両脇を両腕をひっかけ垂直に曲げる
- 首は必ず真っすぐにする
2.腹式呼吸
腹式呼吸で歌うことで声帯への負担がかからずに歌声をコントロールすることができます。
3.ロングブレス
- 息を長く吐き続けるトレーニングで歯と歯の間から「スー」と息が通り抜ける音を出しながら行います。
- 長く吐くことを意識しながらまずは30秒を目指してみましょう。
4.ドッグブレス
イメージとして犬の呼吸を真似る感じでチャレンジしてみましょう。
- 1秒に1回のペースで「ハッハッハッ」と呼吸を短く切りながら行います。
- お腹を使うことをしっかり意識しながら1回1回行いましょう。
5.ペットボトルトレーニング
肺活量を鍛えることで一度に吐く息の量が増え良い声がでるようになります。
- ペットボトルをくわえ唇で挟みこみ密着させたら思いっきり吸い込みます。
- ある程度までペットボトルが潰れたら次は息を吐き出して元に戻します。
- これを繰り返し行っていきましょう。
6.腹筋
腹式呼吸をするためにはお腹周りの腹筋が必要です。リラックスした状態で声を出したり声量のコントロールをするのも腹筋が必要となります。
7.プランク
- 肘とつま先で一直線になるように体を支えます(無理な姿勢は腰痛になるので注意)
- 息は止めずに30秒を目安にキープしましょう
- 最初は苦しいですが徐々に時間をのばしてチャレンジしてみましょう
8.リバース・トランクツイスト
- 仰向けになり手を床につけてひざを伸ばしたまま足を右斜め45度の方向にたおします
- ゆっくりと元の位置に戻します
- 逆側も同様に行います
9.表情筋
声音は表情筋で作られています。鍛えることによって色々な声を表現することができます。
- 目、鼻、口を限界までおもいっきり開きます
- 顔の中心にパーツを全部集める感じでクシャっとします
- これを何回か繰り返します
10.滑舌・発音
早口言葉で舌の動きを良くして発音しやすくします。生麦生米生卵などなど。
11.タングトリル
舌を震わせるトレーニングですが簡単に言うと巻き舌です。子供の頃に電話の呼び出し音のプルルルルルル、プルルルルルルルと真似したことありませんでしたか?あれはタングトリルと同じことなんです。
タングトリルはのどを開く練習や正しい音程、声の安定(ブレ)舌のリラックス効果があります。
12.リップロール
- 軽く口を閉じる
- 口を開けて息を吸う
- 口を閉じて唇を気持ち程度突き出す
- 閉じた唇の間から息を出しブルブルと唇を振動させる
息の量が多すぎるとやりにくいので真っすぐ細く出すように心がけてみましょう。
基礎が身についてきたら、カラオケアプリでボイトレ効果をチェックしてみましょう。採点や録音機能を使って練習効果を確認するのも今後の参考になること間違いなしです。
まとめ
いかがでしたか?今回はボイトレ教室などに通わずに自宅で簡単に出来るボイトレ方法についてご紹介してきました。どれも今すぐにでも始められることばかりなのでぜひ試してみてください。
毎日続けることで練習の成果も大きく変わってくるので短い時間でも取り組んでいきましょう。おすすめのボイトレスクールもご紹介しているので参考までにどうぞ。