- カラオケでハモってみたいけど嫌われそうなのでやめた
- 友だちにハモってと頼まれたけど自信がないのでできなかった
- 思い切ってハモってみたけど邪魔だと言われた
カラオケでこんな↑経験をしたことはありませんか?
確かに、カラオケできれいにハモることができれば、周りも自分も気持ちよく歌うことができますが、なんの準備もなくいきなりハモってもあまり上手くいかないですし、 場合によっては嫌がられてしまうこともあります。
でも大丈夫!ハモるコツを意識して少し練習しておけば、どんな人でも必ず上手にハモることができます。
そこで、本記事では
について、わかりやすく解説しています。
本記事を参考に、カラオケできれいなハモリをキメて、自分が気持ちよくハモるだけではなく、周りから「ハモってほしい」とお願いされる存在になってくださいね。
知ってる?ハモリのしくみ
まず、歌の「ハモリ」がどのようにして起こっているのか、少し見ておきましょう。
そもそも「ハモリ」「ハモる」とは、「調和」を意味するハーモニー(harmony)をもじった言葉で、2つ以上の高さの違う音が合わさった音(和音・和声)が響いている状態を意味しています。
音楽に詳しくないと、和音と言われてもあまりピンとこないかもしれませんが、ざっくり言うと「ちょうど心地よく聞こえる音の組み合わせ」ということになります。
よく「ハモリ」について解説している本やサイトなどでは、上手にハモるには「主旋律から上下に3度ずらす」と説明されていますが、「上下?」 「3度?」とよくわからないですよね。
少し説明すると、まず音程を数える単位として「度数」というものがあります。度数とは、2つの音がどれだけ離れているかを表すものです。
例えば、下の図でいうと、下(図の左側)の「ド」の音を基準とすると、「レ」は上に2度離れており、「ミ」は上に3度離れているということになります。
逆に、上(図の右側)の「ド」を基準とすると、「シ」は下に2度、「ラ」は下に3度ずれているということです。
そこでもう一度「ハモリ」の「上下3度」に話を戻すと、主旋律(メインとなるメロディ)の音を「ド」とすると、上3度でハモりたい場合には「ミ 」の音を出して、下3度でハモる場合には「ラ」の音を出せばいいわけです。
ここで、「じゃあなんで3度なの?」って少し思いますよね。
それは、あまり答えになっていないかもしれませんが、メインの音から3度ずらした音を合わせると、先ほども言いましたが「ちょうど心地よく聞こえる音の組み合わせ」になるからです。
ギターのコードという言葉は聞いたことがあるかもしれませんが、このコードも「ちょうど心地よく聞こえる音の組み合わせ」で作られており、上下3度が含まれるコードも多いです。そもそも英語のコード(chord)自体、和音と言う意味ですし。
さて、ハモリが起こるしくみについて少しお分かりいただけたでしょうか。
あまり分からなかった方も、全然わからなかった方も、次に紹介する「ハモるコツ」を知れば、気持ちよくハモることができますので安心してください。
すぐできる!つられずハモれる3つのコツと練習法
では、さっそくハモるための3つのコツと練習方法について見ていきましょう。
1.ハモリパートに集中する
1番目のコツがもっとも大切で、このコツをつかめばすぐに上手くハモることができます。ただ、コツというよりも練習方法という面のほうが大きいかもしれません。
先ほど「上下3度」の話をしておいて少し矛盾するようですが、いくら「上下3度」を意識しても、よっぽど優れた音感を持っていない限り、上手くハモれるようにはなれません。
「上下3度」の話はわからなくても大丈夫と言ったのはそのためです。
やはり、ハモリパートをやるからには、ハモりたい曲のハモリパートを集中して聴いて、ハモリパートだけを練習してしっかりと覚えることが必要です。
カラオケでハモリがうまい友だちも、だいたいは即興でハモっているわけではなく、ハモリパートの練習を(隠れて?)かなりしているはずです。
また、ハモリでは、歌い出し(ハモリパートの1音目)がわからなくなると、その後リカバリーするのは難しくなるので、歌い出しは特に繰り返し叩き込むように練習しましょう。
それでは、↓にハモリパートに特化した練習方法を3つ紹介します。
① ハモリ動画で練習
ハモりたい曲をYouTubeなどの動画配信サイトで『曲名 ハモリ(パート)(のみ)』などのワードで検索してみましょう。
例えば、↓のような動画がヒットします。
このような動画は、ハモリパートのみピックアップしてくれているので練習にピッタリです。
流行りの曲や有名曲であれば、該当の動画を見つけられる可能性が高いのでぜひ試してみましょう。
② ヒトカラで練習
カラオケLIVE DAM STADIUMの「DAMボイストレーニング」という機能では、デュエット曲などのハモリを練習できる「ハモリトレーニング」が用意されているので、ヒトカラでもハモリの練習ができます。
また、カラオケJOY SOUNDの「ボーカルアシスト」機能では、メインパートを「ボーカルアシスト」(合成音声)が歌ってくれるので、ハモリパートの練習に最適です。
③ スマホで練習
ヒトカラにはなかなか行けないという方は、スマホアプリを使って練習することもできます。
カラオケJOY SOUNDのアプリは、ガイドボーカル機能がついているので、カラオケと同じようにハモリパートの練習をすることができます。
ハモると気持ちいい!オススメ曲6選
最後に、心地よくハモれるオススメの人気曲を6つ紹介します。
1.AM11:00/HY
さわやかな曲調で音も取りやすく、ハモリもサビだけなので練習するのにオススメです。
2.打上花火/DAOKO×米津玄師
リズムが若干取りにくい難曲ですが、美しい曲なのでハモれたらとてもカッコいいです。
3.楓/スピッツ
サビのみのハモリですが、上手く合わせられればとても美しいハーモニーが作り出せます。
4.Pretender/Official髭男dism
長めのサビはハモリ甲斐があります。最後の「君はきれいだ」はもう一人加えて上下でハモってみてください。
5.マリーゴールド/あいみょん
曲全体にハモリポイントがあり、上でも下でもハモれるので練習にピッタリです。