伸びるような歌声で長く声を出すことを「ロングトーン」といいます。
あなたはロングトーンを出そうと意識しすぎて声が続かなかったり、声が裏返ってしまった、なんて経験ないですか？歌っている自分も聴いている側もちょっと気まずいですよね。
そこで、かっこよくロングトーンを決めるために本記事では
について詳しく解説しています。
それではさっそく本題に入りましょう。
ロングトーンの上達には原因を知ることから始めよう！
あなたはなぜ、ロングトーンができないのか原因を把握していますか？ロングトーンができない代表的な原因としては次のようなものがあります。
- 力で声を出している
- 音程が安定しない
- 無理に長く声を出そうとしている
- 脱力して歌えていない
- 息を一定に吐けていない
もちろん必ずしもこれだけが理由ではないですが、こういった主な理由もあるということを理解することで、自分に合ったトレーニング法を見つけることもできるようになります。
ロングトーンを楽に出す3つのコツ
1. 腹式呼吸を味方につける
お腹から声を出すためには正しい腹式呼吸をマスターすることが大切です！
- 喉に力が入らないので発声が楽になる
- 長時間歌っても喉が疲れない
- 高音が無理なく出るようになる
- 楽な呼吸（息のコントロール）でロングトーンを長く発声できる
- 声帯に負担をかけずに声量がアップする
なんといっても腹式呼吸は発声に余裕ができることで、テクニックなどに意識を持っていくことができます。
腹式呼吸の練習法
正しい姿勢を意識しましょう。
- 頭のてっぺんを糸で吊り下げられているようなイメージで背筋を伸ばし、あごを引いた状態で力まず余計な力を抜く
- おへその下（丹田）に空気をためるイメージでお腹を膨らます
- 力任せに吐かず一定の状態で吐き出す
ポイントは、吸う時の倍くらいの時間をかけて吐き出すこと。1日5回くらいのペースで練習し、慣れてきたら徐々に回数を増やすことでしっかりと腹式呼吸ができるようになります。
正しい腹式呼吸をマスターして楽にロングトーンを出せるように頑張りましょう。
2. 脱力で息を安定させる（美声を響かせる）
- 脱力して発声すると力みが少ない
- 長時間歌っても声に影響が出にくい（疲れにくい）
- 力みに頼らない発声を身につけることでレベルアップしやすい
ほとんどの人は上手く歌おうと気持ちが入り過ぎてしまい、リラックス状態が保てなくなっています。唇やのど、顔回りを脱力させ発声を安定させましょう。
緊張を取りのぞく練習法
- ストレッチ……緊張による力みが原因で腹式呼吸ができなくなることを防ぐために、身体を柔軟にする。
- 口周りを柔らかくする……舌を柔らかくすることで滑舌をよくする。
効果的な練習方法「リップロール」というものがあります。その名の通り唇をプルプル震わせる特訓です。こちらの動画がわかりやすいのでご覧ください↓
3. 力任せに声を出そうとしない
- 体を使って歌うことで喉への負担がない（音程や発声が安定）
- 聞き手に不快感を与えなくなる
- レベルアップする（ビブラートなど）
- 苦しい状態で歌う必要がなくなる（息の吐きすぎ）
喉を使って歌っている感覚がある人は危険信号です！体で声を支えて歌うということを身につけましょう。
喉を開く練習法
- あくびで喉が開く感覚をつかむ
- 喉が開けるようになったら声をだし発声してみる
喉声はトレーニングによって改善することもできますが、変に癖がついた喉声はなかなかとることが難しいこともあります。
本気で喉声を治したい！と思っているのなら、プロに任せるのも一つの方法です。無料で体験レッスンもやっているところも多くひそかに通う人も増えています。
ロングトーンを使って発声チャレンジ
安定した呼吸がマスターできたら声をのせて練習してみましょう。
腹式発声の練習法
- 息を吸ってお腹を膨らます
- そのまま息を吐く要領で「あー」とロングトーンをする
ポイントとしては、おへその下（丹田）が固くなっていればお腹からしっかりと声を出せています。お腹に手を当てながら固くなっていることを確認し動画に合わせて練習してみましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか？ロングトーンを楽に出すコツについてまとめてみました。
歌うためには基礎となる腹式呼吸を正しく身につける必要があるということ、そして
正しく身につけることで体への負担がなく、発声しやすくなります。ロングトーンを練習するあなたの参考になれば嬉しいです。
