テレビ番組でもおなじみのカラオケLIVEDAMの「精密採点DX」
カラオケで精密採点DXをやってみて、思うように点数が伸びずくやしい経験をした方も多いのではないでしょうか。
それもそのはず、精密採点DXは他のカラオケ機種よりも採点がキビしいとされているんです。
でも、そんなムズかしい精密採点DXで確実に高得点をとれる曲をストックしておけば、コンパや飲み会など「ここぞ」というときに周りにカッコいいところを見せられますし、採点画面をインスタにのせて歌ウマ自慢することもできますよね。
そこで、本記事では、
についてわかりやすく解説しています。
それではさっそく本題に入りましょう。
精密採点DXで高得点をとるコツについて解説する前に、精密採点DXの主な機能とおおまかな採点方法について説明します。
精密採点DXの主な機能は次の3つになります。
出典:DAM★とも
音程をバーで表示して正しい音程で歌えているかどうかが一目でわかります。
音程バーが、正しい音程で歌えると「明るい黄色」、音程が外れると「暗い黄色」に変わります。
出典:DAM★とも
音程はもちろん、こぶし・しゃくり・フォール・ビブラート(くわしくは後で解説します)がうまく使えているかリアルタイムで分析してマーク表示されます。
出典:DAM★とも
採点結果として総合得点や全国平均が表示されるとともに、音程や表現力などの採点項目のレーダーチャートや分析レポート、採点項目ごとの詳細分析なども確認することができます。
精密採点DXの採点方法についておおまかに説明します。(くわしくは採点項目ごとあとで説明します)
精密採点DXの採点項目は次の6つになります。
精密採点DXの6採点項目
「音程」「表現力」「ロングトーン」「ビブラート」「安定性」「リズム」
この6つの採点項目をそれぞれ採点して総合得点を出しています。
さらに、1.の6つの採点項目には次のような順で重要度に違いがあります。
6つの採点項目の重要度順
音程>表現力>ロングトーン=ビブラート>リズム=安定性
精密採点DXでは、重要度が高い採点項目ほど総合得点への影響が大きくなります。
それでは、精密採点DXの採点項目ごと重要度が高い順に採点方法や高得点をとるコツについてそれぞれみていきましょう。
音程は、言うまでもないことですが、どれだけ正確な音程で歌えたかが採点されます。
精密採点DXのなかでもっとも重視される採点項目です。
自分が歌った声が、正しい音程とくらべて「±1/8半音」を超えるズレがなく、どれだけ正しい音程で歌えているかが採点されます。
「±1/8半音」と言っても、音楽経験者でもないかぎりいまひとつピンときませんよね。
なので、精密採点DXの歌唱画面(リアルタイム表示)の音程バーで説明します。
まず、歌唱画面では、現在進行形で歌っている部分の音程バーに沿うように青い☆が表示されます。
この青い☆が音程バーのなかの少し上の位置にハズれずに沿って表示されていれば、いま正しい音程で歌うことができているということになります。
逆に、青い☆が音程バーの外に大きくハズれている場合は、正しい音程で歌えていないということです。
ちなみに、青い☆が音程バーの外の上側にズレている場合は正しい音程より歌っている声が高すぎる、下側にズレている場合は正しい音程より低すぎるということになります。
また、正しい音程で歌えていると、歌い終わった音程バーは明るい黄色になります。
音程がハズていると、音程バーは暗い黄色(もしくはオレンジ色)に変わります。
さらに、正しい音程との一致率(正解率)が高いと、黄色い音程バーのまわりにキラキラ(流れ星)が表示されます。
正解率が90%以上の場合は、音程バーのまわりに虹色の流れ星が出ます。
正解率ごとの流れ星の色は↓の表のようになります。
虹色 | 正解率90%以上 |
---|---|
金色 | 正解率80%~90%未満 |
赤色 | 正解率70%~80%未満 |
青色 | 正解率60%~70%未満 |
流れ星なし | 正解率60%未満 |
歌詞は画面の下側に表示されるので歌詞を見ながら歌うと、精密採点DXの音程バーに集中することができません。
歌詞は見ないで、青い☆は音程バーからハズレていないか、音程バーは黄色く変わっているか、キラキラの流れ星は出現しているかなど、確認しながら練習してください。
特に、青い☆が音程バーより上にある場合はいまより低い音程を、下にある場合はいまより高い音程を意識してみましょう。
正しい音程を確認しておくため、歌う前に高得点をねらいたい曲をくりかえしよく聞いておくことも正しい音程で歌うためのポイントになります。
ただ、アーティストの原曲の音程とカラオケの音程が違っていることもあるため、まずは歌わずにDAMのガイドメロディだけをよく聞いて確認することも音程を正しくするために有効です。
カラオケ(LIVEDAM)で調整できるキーとは、発声できる音域のことです。
高得点をとるために原曲のキーで歌う必要はなく、自分に合ったキーで歌うことが大切です。
いろいろなキーでトライしてみて、自分に合ったキーを見つけましょう。
表現力は、精密採点DXのなかで音程の次に重視される採点項目です。
音程はレベルがあがるほど点数アップがムズかしくなりますが、表現力はポイントをおさえるだけですぐに点数アップがねらえるので、ある程度の得点で伸び悩んでる方はぜひ確認しておきましょう。
表現力は「抑揚(よくよう)」「こぶし」「しゃくり」「フォール」の4つの項目で採点されます。
4つの項目のなかでも「抑揚」の配点が大きく、「こぶし」「しゃくり」「フォール」の配点はごくわずかです。
「こぶし」「しゃくり」「フォール」は100点満点をめざさないかぎり、それほど意識する必要はありませんが、「歌をうまく歌う」という点では大切なので、それぞれ少し説明していきます。
抑揚とは、わかりやすく言うと「1曲のなかで声を大きく出す部分と声を小さくおさえる部分をつくる」ということです。
精密採点DXでは、1曲を6つの演奏区間に分けていて、それぞれ1つの演奏区間のなかで、大きい声の部分と小さい声の部分があると得点につながります。
ちなみに、いま6つの演奏区間の何番目を歌っているかは、音程バー画面の右下に赤い数字で表示されます。(↓の画像参照)
出典:DAM★とも
こぶしは、声を上下にふるわせる歌のテクニックですが、そう言われもよくわからないですよね。
具体的にこぶしを入れる方法は、歌詞の母音を2回発声することです。
たとえば、「あなたに」という歌詞だとすると「あなたに」の「に」の母音「い」を2回発声します。
そうすると「あなたにいぃー」となり、「いぃー」の部分がこぶしと判定されます。
精密採点DXでは、こぶしと判定されると音程バーの上に↓のようなマークが表示されます。
こぶしについてくわしくはこちらの動画で解説されていますので、練習方法など確認してみてください。
しゃくりは、低い音程を出してから本来の音程になめらかに戻す歌唱テクニックです。
具体的な例では、福山雅治さんの桜坂の出だし「ゆれるこもれび」の部分があります。
「ゆ」を低い音程で入って、「こ」で本来の音程に戻すとしゃくりとなります。
精密採点DXでは、しゃくりと判定されると音程バーの上に↓のようなマークが表示されます。
しゃくりについてくわしくはこちらの動画で解説されていますので、トレーニングに活用してみてください。
フォールは、本来の音程から低い音程に向かってなめらかに音程を下げていく技術です。しゃくりの逆バージョンですね。
具体的な例では、aiko「花火」の「上から花火をみおろしてー」の部分などがあります。
本人の歌を聴いてもらうとわかりやすいと思いますが、「てー」のところで音程が下がっていますね。
精密採点DXでは、フォールと判定されると音程バーの上に↓のようなマークが表示されます。
フォールについてくわしくは↓の動画で解説されています。
さきほど説明した6つの演奏区間それぞれで、口からのマイクの距離を意図的に数回近づけるようにすると抑揚があると判定され高評価がえられます。
通常はあまりマイクを近づけすぎないようにして、マイクを動かすときはなめらかにゆっくりと動かすようにしましょう。
マイクの動きが早すぎるとうまく声が拾われないことがあります。
さきほども言いましたが、「こぶし」「しゃくり」「フォール」の配点はごくわずかです。
あまりそれらのテクニックを気にしすぎると、音程をハズしてしまったりするおそれもあるため、100点満点を目指さないかぎり、あまり気にする必要はないでしょう。
ただ、ボーカルテクニックが使えるようになると、カラオケでも点数に関係なく気持ちよく歌えるので、身につけられる方はぜひ身につけてみてください。
ロングトーンとは、同じ音程を保ちながら一定時間発声することです。
カラオケでは一定時間といっても、長くて1~2秒程度です。
精密採点DXでは、歌唱画面で通常より長い音程バーのところで、音程がブレないで発声できたかが採点されます。発声の長さは採点とは関係ありません。
声を伸ばしている間、青い☆が音程バーからハズレないことがポイントです。
ロングトーンについては、こちらの記事でくわしく解説しています。
先ほども言いましたが、精密採点DXではロングトーンの長さは採点に関係ありません。
長いロングトーンは歌っていて気持ちいいのはわかりますが、不必要に長く発声すると音程がブレる原因となることもあるため、正確に簡潔に発声しましょう。
ビブラートとは、歌のフレーズの終わりに余韻を残すために、音程を波打つように規則的に上下に揺らして発声するテクニックです。
単純化して説明すると、フレーズの終わりに「あーーー」と伸ばして発声する部分があるとすると、「あーーー」を一定の音程ではなく「あぁあぁあ」のように音程を上下して発声する感じです。
ビブラートには、「早いor遅い」・「浅いor深い」の組み合わせで種類がいろいろあるんですが、精密採点DXでは「遅く深い」、つまりゆっくりと発声して音程の振り幅が大きいビブラートの方が得点になりやすいようです。
精密採点DXでは、ビブラートと判定されると音程バーの上に↓のようなマークが表示されます。
ビブラートについてくわしくは↓の動画で解説されています。
先ほども言いましたが、せっかくのビブラートも精密採点DXに認識されなければ得点につながりません。
歌う曲の曲調もあるので不自然にならない程度にできるだけゆっくり大きな振り幅でビブラートをかけるようにしましょう。
また、精密採点DXに認識されるにはマイクを少し近づけるのも有効です。
リズムと安定性は、総合得点への影響がわずかなのでまとめて説明しますね。
リズムは、曲のテンポと歌声が合っているかによって判定がされます。
歌う曲を十分に聞いてテンポが合うように歌えば高評価が得られます。
ただ、リズムにも、テンポより少し早い「走り」と少し遅い「タメ」があります。
精密採点DXでは、一部のアップテンポな曲以外では、「タメ」のほうが評価されやすいため、どうしても先走って歌いがちな方は「タメ」気味に歌うことを少し意識しましょう。
次に、安定性ですが、これは、十分な発声とここまでに説明した「音程」「表現力」「ロングトーン」「ビブラート」が正しくできれば、自然と高得点がねらえます。
100点満点をねらうようになるまでは安定性は意識しすぎず、特に安定性に影響してくる「ロングトーン」を正確に発声し、「ビブラート」を安定してかけることを意識しましょう。
くりかえしになりますが、リズム・安定性は正しい発声と「音程」「表現力」「ロングトーン」「ビブラート」を意識することで、自然と高評価がえられます。
高得点を取れない場合も、リズム・安定性を意識しすぎないで、他の項目を意識的に練習するようにしましょう。
精密採点DXで高得点をとるコツについて、もう一度おさらいしておきましょう。
↓の8つが精密採点DX高得点のコツですので、LIVEDAMで歌うときは意識して高得点をめざしましょう!
高得点のコツ 其の1 歌詞は丸暗記すべし!
高得点のコツ 其の2 曲をよく聞くべし!
高得点のコツ 其の3 自分のキーで歌うべし!
高得点のコツ 其の4 マイクの位置の注意すべし!
高得点のコツ 其の5 テクニックにおぼれることなかれ!
高得点のコツ 其の6 ロングトーンはとにかく正確に!
高得点のコツ 其の7 ビブラートは遅く深く!
高得点のコツ 其の8 リズム・安定性は自然体で!
LIVEDAM精密採点DXで高得点をねらうためには、これまでに説明した採点項目の攻略も大事ですが、やはり高得点が出やすい楽曲を選ぶということも大切になります。
高得点がねらえる楽曲選びのポイントは次の3つになります。
以下では、この3つポイントをふまえて、高得点がねらいやすい曲を男女別に紹介します。
シンプルで美しく覚えやすいメロディーライン、ゆったりとしたテンポがとても歌いやすく高得点をねらうのにおすすめです。
音程も高すぎずテンポもゆったりとしていて、メロディーも覚えやすいのでとても歌いやすいですし、気持ちよく歌いきることができます。
アップテンポな曲ですが早すぎないためノリやすく、音程の上下も激しくないため気持ちよく歌えて高得点がねらえます。
スローテンポのわかりやすいメロディで歌いやすい曲ですが、サビではちゃんと盛り上がれるため抑揚もつけやすいです。
ゆったりしていて音域が広くないので歌いやすく、しゃくりなどのボーカルテクニックも使いやすいので高得点がねらえます。
美しいメロディで曲調も安定していてテンポもゆったりで音域も広くないため、とても歌いやすく高得点をねらうのにおすすめです。
ここまでで紹介した高得点を取るコツで、ある程度高い得点を取ることができると思いますが、やはり根本的に歌の実力をベースアップしないと、100点満点をとるのはなかなかムズかしいです。
それに、さらに歌の実力をつけて、難易度が高い曲に挑戦して、気持ちよく、しかも高得点で歌いたいという方もいらっしゃるかもしれませんね。
そこで、最後に歌の実力を高められるボイストレーニングについて少し紹介します。
カラオケLIVEDAMにも、基本から学べるボイストレーニングがあるって知っていましたか?
「DAMボイストレーニング」という機能で、音程やリズムといったカラオケの基本から、ビブラートやこぶしのような歌唱テクニックまで、いろいろ学べて着実にスキルアップできるコンテンツ(ドリル)が用意されています。
出典:DAM★とも
カラオケでボイトレするのはひとりでないとなかなかできないと思いますが、ヒトカラボイトレで、手軽に実力アップに挑戦してみてはいかがでしょうか。
ヒトカラでおすすめのカラオケ店についてはこちらの記事でくわしく解説しています。
最短距離で歌の実力をつけるには、やはり経験豊富なプロに指導してもらうのが一番です。
音程など基礎をしっかりと身につけられますし、ビブラートやロングトーンなどのテクニックも効率的に学ぶことができます。
多くのボイトレスクールではカラオケ上達向けのコースも用意されていますし、無料体験レッスンが受けられるスクールもありますので、気軽にレッスンをはじめることができます。
がんばってカラオケを練習しているけどなかなか上達せず高得点がでない方はボイトレスクールのレッスンも検討してみてはいかがでしょうか。
おすすめのボイトレスクールについてはこちらの記事でくわしく解説しています。
いかがでしたでしょうか?
今回はLIVEDAMの精密採点DXで高得点を出すコツについてまとめてみました。
今回解説した高得点をねらうコツを参考に、ボイトレやヒトカラで精密採点DXを攻略して、コンパやSNSなどで歌ウマを披露してくださいね。
精密採点DXでなかなか高得点が出ない方も、100点満点目指したい方も、この記事を参考に少しでも上のステージへ進んで、さらにカラオケを楽しんでいただけたら幸いです。