- 周りから声が硬いと言われる・・・
- 高音で張り過ぎてキンキン声になる・・・
こんな悩みをもつそこのあなた!出来ることならEXILEのATSUSHIさんのような柔らかく芯がブレない安定した声を出したいと思いますよね。心地よくて、安心して聴いていられる歌声に憧れませんか?
そこで本記事では
について解説していきます。ではさっそくみていきましょう。
歌声が硬い・キンキン声になる原因とは
- 今まで普通に歌えていたのに高音域になった途端にキンキン声になってしまう
- 声に柔らかさがなくとげとげしい硬い声になる
こういう風に感じる時の身体の変化に気付いていますか?
キンキン声
- 高い音域を地声で無理に歌おうとする(喉声)
- もともと喉仏の位置が高い
頑張れば出るかもしれないと地声で出せる限界以上の音域を出すことは、喉に力みが入り喉を絞り過ぎることになります。喉を過剰に動かし喉仏を上げている状態が響きの少ないキンキンとした声を出してしまっています。
硬い声
- 声帯閉鎖が強すぎる
- 喉に不要な力みが入っている
- 息のコントロールが出来ていない
声帯や喉周りに力が入ることは声帯の柔軟性が失われています。声帯がしっかり閉じていて息があまり漏れない状態は硬く尖った疲れやすい声になってしまいます。
表現豊かに歌う2つのコツ
1. バランスのとれた倍音で豊かな声を出す
「倍音」とは元になる音(基音)以外で人の耳で感じられない不思議な高い音のことを言います。一般的に倍音が多く含まれている声が「良い声」と言われています。
音を響かせるには体の中にある共鳴腔(響くための空間)を使う必要があります。
3つの共鳴腔
咽頭腔(いんとうくう)声帯の上
一番最初に共鳴する大事な部分で低めの倍音を響かせることができます。音に重みや深みが出やすくなります。空間を意識して「おー」や「うー」と低い声で発声しましょう。喉仏が下がり喉が開きやすいハズです。
口腔(こうくう)口の中
二番目に大事な部分で空間を作りやすく中音の倍音を強化することができます。あくびをするイメージで「あー」と力を抜いて発声しましょう。喉や舌を緩めたり口腔も広くとりやすくなります。しっかり喉を上下に開いて咽喉腔に共鳴させることを意識してみましょう。
鼻腔(びくう)鼻の奥
高音・ナ行・マ行・ンの音を使うときに適していて主に高めの倍音を響かせます。高音発声や通る声を出すためには欠かせない共鳴です。口を閉じて「んー」と発声しながら鼻腔を響かせてみましょう。声量が自然と上がり声も明るく響くようになります。
同じ発音や同じ音でも響かせる共鳴バランスによって、音色を変えることや声量を大きくすることも出来るようになります。咽頭腔、口腔、鼻腔をバランスよく響かせることを意識しながらコントロールしてみましょう。
2. 胸骨甲状筋を鍛えよう
ガ行のトレーニング
喉仏に指を置いて「ガッガッガ」と発音してみると喉仏が下がるのが分かります。ここでしっかりと喉仏を下に動かす感覚を覚えましょう。
こもった声を出す
喉の奥を大きく広げるイメージであくびのような声(ふぁああ~を)を出してみましょう。
声をあてる練習
下に引っ張るイメージで胸骨甲状筋(胸元と喉を結んでいる筋肉)を緊張させながら、鎖骨や胸に向かって飛ばす感じで「あー」と発声してみましょう。声を出すことで効率的に鍛えることができます。
胸骨甲状筋を鍛えることで喉仏のコントロールができるようになり、今までキンキンとして出しにくかった高い声をラクに出すことができるようになります。なかなか普段は意識することがない筋肉でもあるので、ここでしっかりと鍛えましょう。
柔らかい声の出し方と練習法
その1. 裏声のハミング
裏声ハミングは鼻腔共鳴の響きがプラスされた裏声となり、地声に近い歌声を出すことが出来ます。
高音がスムーズに出るだけではなく高音域の声量アップにもなります!
ポイントは声を張り上げたり強く出さないこと。そして癖が付くまで何度も繰り返し行うこと!高音を出しやすくする発声法のミックスボイスの感覚も掴めるのもおすすめです。
その2. 声帯のコントロール(表現力を高める)
声帯の開き具合を調整することで力強い声や優しい声といった表現力をつけることができます。
吐く息の量や声帯の開き具合、共鳴のバランスによってさまざまな音色を出すことで歌にメリハリが生まれます。元々の声質が硬い・柔らかいなどと決めつけず声帯を上手くコントロールして表現してみましょう。
まとめ
3つの共鳴を操ることで理想の歌声を出すことが可能です。息の量をコントロールすることや地声に近い歌声を出すことで今までの悩みを少しずつ解消していきましょう。優しい柔らかい歌声で今までにないあなたを見せつけちゃいましょう。